2003-03-21 ArtNo.30829
◆CRM会社Infowavz、US$2千万拡張戦略展開
【ニューデリー】マハラシュトラ州Mumbai拠点のカスタマー・リレーションシップ・マネージメント(CRM)アウトソーシング・サービス会社Infowavzは、独自のキャンパスを設けると同時に、サード・パーティーITES(IT-enabled services)プロバイダーの遊休施設を借り受け事業を拡張する計画で、同二正面作戦に1000万米ドルを投じる。
インディアン・エクスプレスが3月17日伝えたところによると、InfowavzのZia Shiekh重役(ceo)は同紙に以上の計画を語った。それによると、同社は当初、マハラシュトラ州Pune、アンドラプラデシュ州Hyderabad、そして首都圏に、それぞれ独自のキャンパスを設けることを計画したが、今では、独自のものは1キャンパスにとどめ、後はマーケットに存在する既存遊休施設を利用することに方針を転換した。
内部資金400万米ドルの他、既存の顧客や金融機関から1000万米ドルを借り受け、拡張計画に充当する。外部からの資金調達は2003年第3四半期までに完了させる。ちなみにこれ以前に行った2度の資金調達計画では、ICICI Venturesから200万米ドと600万米ドルを借り受けた。ICICI Venturesは2度の資金注入により同社の50%弱のシェアを握っている。
目下、プネー、デリー、ムンバイにおける遊休施設のリース・パートナーを物色している。また新キャンパスのために、ムンバイで1000エージェント、その他の地域で2000エージェントをリクルートする予定だ。Infowavzはこれらのエージェントのために飲食物、オコモデーション、交通の便宜を提供する。目下、ムンバイに500シートの施設を擁する同社は、既に1000人以上を雇用、毎月100人以上を追加する方針だ。
既存の14顧客の内、7社はフォーチュン100に名を連ねており、これらの顧客は金融、テレコム、情報技術(IT)、小売業界に関係している。運輸、ビジネス・プロセス・コンサルタンシー等、新たな市場の開拓も目指している。ロンドン、ニューヨーク、ロスアンゼルスにクライアント・サービシング・センターを有するInfowavzは、米国市場におけるプレゼンスを強化するため米国拠点企業の買収を図っていると言う。
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