2003-03-21 ArtNo.30827
◆Reliance Info、携帯電話端末をLG/サムスンに分割発注
【ムンバイ】Reliance Infocomm Ltd(RIL)は、制限付き移動体通信サービスの携帯電話端末購買契約を地域ごとに分割、LGとSamsungからそれぞれ調達する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが3月20日報じたところによると、RIL筋は、「今回のLG/サムスンとの契約はベーシック・パッケージのみで、同パッケージではサービス契約者に携帯電話端末(ベース価格1万500ルピー)が無料進呈される」と語った。それによると基本的にLGとの契約は西部と南部市場を、サムスンとのそれは北部と東部市場をカバーしているが、最も高収益が見込める西部地区のマハラシュトラ州とグジャラート州に関しては、前者をLG、後者をサムスンに、別途割り当てた。携帯電話端末の購買契約を地域的に分割した理由は、同じサークル内にLGの製品を提供された顧客とサムスンの製品を提供された顧客が併存するのは問題が有るためと言う。
その実、RILは既に昨年、LGとサムスンに、WiLL(wireless in local loop)サービス用CDMA(code division multiple access)端末600万ユニット以上に関わる総額5億米ドルの契約を発注していた。今年2月初めから開始されたサービス契約者の募集は、3月末に締め切られ、4月1日からサービスが開始されることになっている。
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