【ニューデリー】排気量125-250ccエンジンを搭載したいわゆるパワー・バイクのモーターサイクル市場全体に占めるシェアは1年前の7.2%から11.5%に拡大、二輪車メーカーらの期待に応える急成長を遂げている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月17日、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)のデータを引用し、伝えたところによると、Bajaj Auto Ltd(BAL)は年初11ヶ月(2002/4-2003/2)にパワー・バイク16万6363台を販売、同セグメントにおけるシェアを1年前の5%から42%に拡大した。Pulsarの150CCと180CCバージョンが、ボリューム販売の伸びを牽引した。
Hero Honda Motors Ltd(HHML)の通勤バイク(75-125cc)セグメントのシェアは縮小したものの、パワー・バイク・セグメントのそれは、昨年同期の17%から21%に拡大した。135ccのAmbitionの好調が、同セグメントにおける同社の成長の原動力になった。
Yamaha Motors India Ltd(YMIL)の年初11ヶ月のモーターサイクル販売は、クルーザー・バイク“Enticer”の好評を梃子に、24%拡大したものの、パワー・バイク市場におけるシェアは昨年同期の47%から28%に後退、TVS Motorsのそれも31%から9%に縮小した。
BALもHHMLも、同期に顕著な販売の伸びを見たモデルは、何れも125-180ccカテゴリーに属している。