2003-03-19 ArtNo.30805
◆オリッサ州政府、Balco/Tiscoの鉱業リース権をキャンセル
【ブーバネスワル】オリッサ州政府はBharat Aluminium Company (Balco)とTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)に認めたボーキサイト鉱山と鉄鉱石鉱山のリース権を取り消した。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが3月15日伝えたところによると、オリッサ州政府は、Steriliteが政府持分を買収する直前のBalcoに、Rayagada県Sashubahumali-Pasangmali地区のボーキサイト鉱山リース権を与えたが、Balcoが期限内にアルミニウム製錬施設を設けなかったことから、関係同意書(LOC:letter of consent)を取り消した。
オリッサ州政府のAU Singhdeo鉄鋼/鉱業部長によると、Balcoは所定の期限後2年を経たにも関わらず、アルミ製錬施設を設ける如何なる措置も講じていないことから、州政府はLOCを取り消す方針を決めたと言う。
オリッサ州政府はまたTiscoに対して認めたMankadanacha/Baliapahad地区における鉱山リース権も、TiscoがGopalpurに製鉄所を設ける約束を履行しなかったため取り消した。Singhdeo氏によると、州政府はTiscoが製鉄所の建設を実行せぬため、同社との間で取り交わした覚書の期限を延長せぬ方針を決めたと言う。ちなみにTiscoは、中央裁定委員会(Central Tribunal)に、オリッサ州政府の措置に対する不服を申し立て、暫定執行停止命令を獲得している。
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