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2003-03-19 ArtNo.30804
◆鉄鋼価格に軟化の兆し、市場には依然活気も
【ニューデリー】ホット・マーケット、中国の市況軟化が伝えられる中で、熱間圧延(HR)コイルの値上がり基調に陰りが生じている。アナリストらは中国市場におけるトン当たり20米ドルの落ち込みを伝えているが、一部のトレーダーは40米ドルの値下がりを報告している。
鉄鋼省経済調査部チーフ・エコノミストは、インディアン・エクスプレスが3月17日掲載したのコラムの中で、「これまで上昇基調を辿って来た国際HR価格は、果たして調整期を迎えたのか」、「中国のバイヤーは小休止しているだけなのか」、と疑問を呈している。同エコノミストは、また「冷間圧延(CR)製品や亜鉛メッキ・シートに対する需要は引き続き旺盛で、HR製品とは異なるシナリオが展開されている」と述べている。
それによると、中国の旺盛な食欲が消失したなら、世界市場には波乱が生じ、価格は急降下することになるが、考えられるシナリオの1つは、中国の需要が、成長の加速は望めないものの、成長基調そのものは維持する場合である。昨年中国は2億トンの鉄鋼製品を消費したが、これは前年を10%、即ち2000万トン上回っており、今後も控えめに見ても年間1000万トン以上の拡大が望める。中国自体の鉄鋼生産も急速に拡大しているものの、ハイ・グレードの製品は今後も暫くは、輸入に依存するものと見られる。もし中国における鉄鋼需要が現状レベルを保ち、世界の他の地域における穏やかな需要も維持されるなら、鉄鋼製品が値下がりする可能性は少ない。
鉄鋼価格の上昇は、原料、中間財等の価格も押し上げる。また冶金用コークスの供給には不足が見られ、国際海運料金も上昇している。このため鉄鋼製品の高価格シンドロームはなお持続しそうだ。
世界市場の活況で、第一線を退いていた遊休鉄鋼施設が大挙、戦線に復帰する可能性は、それほど大きくない。何れにしても、現状ではポジティブな兆候が、ネガティブな兆候を上回っていると言う。
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