2003-03-17 ArtNo.30795
◆キネティック、今年一連のモーターサイクル新モデル発売
【バンガロール】インド第5位の二輪車メーカー、Kinetic Engineering Ltd(KEL)は今年、100ccのミニ・バイクを含む一連のモーターサイクル新モデルを発売、またモーターサイクル・マニアに照準を合わせた新イニシアチブ“キネティック・バイキング(Kinetic biking)”を展開する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月13日報じたところによると、KELのSulajja Firodia Motwani重役(MD補)は同紙に以上の計画を語った。それによると、同社は各四半期ごとにバイク新モデルもしくは変形モデルを発売する計画だ。
モーペッド卒業者を対象にした4段変速のミニ・バイクは、都市郊外や農村部の需要に照準を合わせており、高い荷重能力を備えている。値段は1万8000ルピー前後に設定され、恐らくタミールナド州で先ず発売される。
今年央には115ccのエグゼクティブ・セグメント・モーターサイクルも発売される。
KELはより高いエンジン・キャパシティーのモーターサイクルを市場に投入する可能性も検討している。しかし200ccプラスのスポーツ・バイクの発売計画は繰り延べられた。これは国内で最も高価(15万ルピー)な250ccバイクAquilaを発売したため。Aquilaに対する市場の反応は極めて良好だが、ニッチ製品のため、大量に輸入する計画はない。
またキネティック・バイキングは、レースに参加するため、ブランド製品の購入を希望するような、マニアを対象にしたコンセプトで、同キャンペーンは間もなく開始される。
一方、1%の全国防災基金(National Calamity Fund)税は、そのまま顧客に転嫁する。これは現状では、如何なる重荷を負担する余裕もないため。
Motwani女史によると、KELと姉妹会社のKinetic Motors Ltd(KML)を合併する計画はない。両社の合併は、それなりにセンスを有するが、当面は両社の基盤強化と販売ボリュームの拡大に努めると言う。
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