2003-03-14 ArtNo.30786
◆ホンダ、Hero Hondaとの技術提携の10年延長確認
【ニューデリー】ホンダは11日、2004年に満期を迎えるHero Honda Motors Ltd (HHML)との技術提携を、さらに10年延長する方針を確認した。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが3月12日報じたところによると、ホンダのM.スドウ重役(南西アジア担当GM)は、このほど以上の方針を確認するとともに、ホンダとMunjal一族のHHMLに対する各26%の出資率にも変更を加えないと語った。
ホンダはインドに完全出資子会社Honda Motorcycle and Scooter India Pvt Ltd(HMSI)を設けており、後者は目下スクーターのみを製造しているが、来年からはモーターサイクルの製造も開始、HHMLと競合することになる。このため市場には、ホンダがHHMLへの技術供与をストップするのではないかとの投機的憶測が流れていた。
スドウ氏によると、来年はHHMLもホンダの技術を用いてスクーターを製造することができるようになる。このためホンダ、HHML、HMSI3社の代表から成る合同委員会を組織、両社が手がける製品に関して意見交換と調整を行う。
HHMLのBrijmohan Lall会長によると、向こう5年間の製品に関しては既に方針が決まっており、一部モデルの開発も開始されている。HHMLのPawan Kant Munjal重役(MD)は、「HHMLとHMSIが競合するモデルを相互に製造・販売することも有り得る。こうすることにより他社との競争に後れをとることなく、市場シェアを維持することができる」と語った。
HHMLとHMSIは目下、インド二輪車市場の合計36.3%のシェアを占めているが、2005年までに同シェアを50%に拡大することを目指すと言う。
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