SEAnews 2003-03-14 ArtNo.30780

【ブーバネスワル】オリッサ州において総額1万5500クロー(US$32.05億)のアルミニウム・プロジェクト2件を計画するA.V. Birlaグループのトップ・チームは10日、Naveen Patnaik首席大臣を初めとするオリッサ州政府幹部と会合、両プロジェクトを加速する方策を協議した
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月10／11／12日報じたところによると、会議後記者会見したKumar Mangalam Birla会長は、全てのハードルを乗り越え2件のプロジェクトを実行することに自信を表明した。
ビルラ・グループは独自に1万1000クロー(US$22.746億)のAditya Aluminiumプロジェクトを進める一方、カナダ企業Alcanと提携し、投資額4500クロー(US$9.31億)のUtkal Alumina International Ltd (UAIL)プロジェクトも手がけている。しかし両プロジェクトは様々な理由から工事の進捗を見ていない。取り分け非政府組織の支持も得た住民の反対運動に直面している。
ビルラ氏によると、同氏は会議の席上、州政府に反対住民との交渉面で積極的役割を担い、打開策を見いだすよう求めるとともに、Aditya Aluminiumプロジェクトに関してはリース地の引き渡しがなされたなら直ちに支払いを実行する意向を伝えた。
UAILプロジェクトに関してはRayagada県Kashipurに既に用地を確保したものの、少数部族との交渉が難航、プラントの建設ができない状況にある。これらの部族はプロェクトが実行されれば、先祖伝来の土地から立ち退きを強いられる。少数部族はまたプロジェクトに伴い周辺地域が公害の被害を受けるのではないかと懸念していると言う。