2003-03-12 ArtNo.30763
◆米国生命科学会社Biogenus、各種事業にUS$7千万投資
【ハイデラバード】米国コロラド州ベースのバイオテクノロジー企業Biogenus Incは、インドにおける様々な事業に7000万米ドルを投資する。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月8/9日、バイオジーナスのK.S. Reddy重役(CEO)の言として伝えたところによると、アンドラプラデシュ州Visakhapatnamにおけるアクア・メディア工場に2500万米ドル、アンドラプラデシュ州Hyderabadにおけるテクノロジー・デベロプメント・センターに1000万米ドル、カルナタカ州Bangaloreにおける酵素/菌培養工場に1100万米ドル、カルナタカ州Gokarnaにおける水産養殖研究センターに2400万米ドルを、それぞれ投資する。これらのプロジェクトは何れも数年で完成する。
コロラド州拠点のInternational Media and Cultures Inc (IMAC)からスピン・オフしたバイオジーナスは、アジア太平洋地域の需要に応じるためインドにBiogenus (India) Ltdを設立した。 近くアフリカと南アメリカにも同様の子会社を設け、全世界の需要に応じる態勢を築く。
バイオジーナスは、湖水や河川等の水資源のバイオレメディエーション(bio-remediation:生物工学的修復)プロジェクトに関するプライム・コンサルタントにErnst & Youngを指名した。バイオレメディエーション技術は排水、湖水、河川、工業廃水の処理や環境修復に応用できる。
この日、バイオジーナスは、科学産業調査評議会 (CSIR:Council of Scientific and Industrial Research)のDr Mashelkar理事長(Director-General)の立ち会いの下、全国海洋学研究所(NIO:National Institute of Oceanography)と協力覚書を交換した。NIOとバイオジーナスは同覚書の下、沿岸海域開発における水産養殖/海事生物工学/工業用酵素領域において両者が開発した技術/ノーハウを相互に交換する。
IMACの創設者Dr M.S. Reddy氏によると、バイオジーナスはバイオレメディエーションやその他の特許技術領域における研究開発(R&D)及びフィールド試験に既に2000万米ドルを投資、同グループはまた様々な研究領域にける140の米国特許権を取得したと言う。
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