2003-03-10 ArtNo.30754
◆TCS、トヨタ金融子会社のITシステム保守契約獲得
【コルカタ】トヨタ・ファイナンシャル・サービス株式会社(TFS:Toyota Financial Services)は、インドの情報技術(IT)大手Tata Consultancy Services (TCS)に、米国子会社のレガシーITシステムのメンテナンスを委ねた。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月7/8日報じたところによると、TFSのGeorge E Borst社長兼CEOはこのほど以上の消息を発表した。それによると、IT業務をアウトソーシングするのはTFSにとって初めてのことだが、50%のコスト節減効果を期待している。
TCSのAjoyendra Mukherjee副社長によると、TCSはインドや北米の同業者6社とともに入札に参加し、契約を獲得した。アウトソーシング・ジョブは西ベンガル州Kolkataオフィスを通じて実行される。その実、TCSはこれ以前からオンサイト方式によりTFSのIT業務を支援して来たが、オフショア方式の支援は3月6日から開始された。現在コルカタに勤務している1800人のスタッフの内50~60人がTFSのIT保守プロジェクトに携わっており、同チームは今後一層拡大される。契約期間は36ヶ月だが、延長され得る。
TFSのShaun Coyne副社長兼CIOによると、同社は今後5つのメジャー・システムを新システムに転換、オープン・アーキテクチャー及びコンポーネント・ドライブン・システムへの移行を図る。このためTCSや他のインド企業は次の段階のデベロプメント・ジョブを手に入れることも可能と言う。
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