2003-03-10 ArtNo.30753
◆三星、グジャラート州にUS$1億携帯電話工場計画
【ムンバイ】韓国三星電子の子会社Samsung Telecomは、Relianceグループと提携、グジャラート州に1億米ドルを投じ、モバイル・ハンドセット工場を設けるもようだ。
エコノミック・タイムズが3月6日報じたところによると、韓国のDong-il Chung総領事は5日、マハラシュトラ州Mumbaiで催されたデジタル技術展“Digital Adventure”の会場で同紙に以上の消息を伝えた。それによると、工場は2001年震災の被災地で、税制優遇を受けられるKutch県に設けられる。総領事はリライアンスの社名には言及しなかったが、別のソースは、三星がリライアンスと手を結びプロジェクトを進めるものと予想した。Samsung AsiaのKS Kim社長兼CEOによると、同社はGSM/CDMA双方の端末を製造、世界的にはナンバー・スリー、インドではNokiaに次ぎナンバー・ツーの座を占め、25%のシェアを有すると言う。
とは言え会場に居合わせた三星幹部はこの点に関してコメントを控えた。またリライアンスに近い別の筋も、「同社は携帯電話端末の製造に関してまだ如何なる方針も決めていない。譬え工場を設けるにしろ、他社に出資を求める考えはない」と語った。目下、三星とLGは、何れもリライアンスに携帯電話端末を納入している。
ちなみにReliance Infocommは独自の携帯電話端末製造施設を恐らく1年後に設ける可能性を検討しており、これ以前にLGと関係問題を協議した経緯が有る。携帯電話は国内で製造した方が安上がりで、新年度予算案がセル式電話端末に対する消費税の撤廃を提案したのも、国内における製造を奨励するための措置とされる。リライアンスはKutchにおけるハンドセット・プロジェクトに100クロー(US$2068万)以上を投じたとも伝えられている。同地におけるこの種のプロジェクトは5年間の免税優待を享受できる。
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