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2003-03-07 ArtNo.30742
◆救命薬に対する税制優遇、一部企業に不利益も
【ニューデリー】新年度予算案に盛り込まれた救命薬に対する税制優遇措置は、一部の製薬会社を不利な立場に立たせることになりそうだ。
エコノミック・タイムズが3月4日伝えたところによると、例えば抗癌剤ドキソルビシン(Doxorubicin)の本来の開発会社として知られる多国籍企業Pharmaciaやこの種の薬品をインドに輸入している複数の企業は引き続き合計38.7%の輸入税を支払わねばならないのに反して、Fullford India がドキソルビシンの新薬物送達システム(NDDS:new drug delivery systems)を輸入する際には5%の優遇税が適応される。PharmaciaのAdriamycinは最大の売れ筋ドキソルビシン・ブランドで、この他のブランドにはDabur IndiaのAdrim、Sun PharmaceuticalsのOncodria等を挙げられる。これらの製品の価格は1日1回服用の10mg小瓶入りが1200~1500ルピーで販売されている。これに対してFullfordのPegulated Liposomal Doxorubicin HCl注射液の価格は1瓶3万ルピー。しかし、新年度予算案は、Fullfordの製品を5%の優遇税が適応される88品目のリストに含めている。これまでDoxorobucin HClには、15%の基本関税、16%の相殺関税(CVD:countervailing duty)、4%の特別付加税(SAD:special additional duty)が課されていたが、新年度からは5%の関税のみが課されることになった。
新年度予算案はまた腎臓移植に際して投与されるシクロスポリン(Cyclosporine)に対する消費税とCVDを免除したが、15%の関税は引き続き課される。このため国内唯一のシクロスポリン製造会社RPG LifeScienesは同措置の最大の恩恵を享受することになる。年商35クロー(US$724万)の国内シクロスポリン市場の75%のシェアを握るNovartisのSandimmun Neoralブランドは輸入されるため15%の関税を引き続き納付せねばならない。
腎臓病治療に用いられる遺伝子組み換え型ヒト・エリスロポエチン(erythropoetin:赤血球生成促進因子)も5%の優遇関税が課されるリスト3に含まれているが、この高額薬品は依然として2000年度予算で導入された15%の税が課される7薬品にも名を連ねている。Wockhardtと公共部門のHindustan Antibioticsは同薬品を基礎原料から製造しているのに対し、Johnson & JohnsonやCore Healthcare等、他の複数の企業はバルク薬品を輸入した後、製剤に仕立て販売している。
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