2003-03-07 ArtNo.30741
◆化学肥料会社FACT、政府にブリッジ・ローン要請
【コーチ】深刻なキャッシュ・フロー難に陥った公共部門企業Fertilisers and Chemicals of Travancore (FACT)は、難局を切り抜けるため、インド政府に200クロー(US$4136万)のブリッジ・ローンを要請した。
エコノミック・タイムズが3月5日伝えたところによると、同ローンはFACTが政府に提出した事業再編計画の一部を成し、FACTは依願退職スキーム用に別途60クロー(US$1241万)の補助と、債務478クロー(US$9884万)の返済免除を求めている。
FACTのPR Balasubramanian会長によると、ベンゼン、ナフサ等の原料価格の急騰、旱魃に伴う肥料需要の激減が、キャッシュ・フロー難の主因で、2003年2月現在、累積180クロー(US$3722万)の損失を抱える同社は、依願退職スキームを通じ従業員1000人の整理を目指している。
目下、年次メンテナンスのため操業を停止している工場は、4月末までに操業を再開できる見通しと言う。
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