2003-03-07 ArtNo.30739
◆衛星広帯域機器市場、5年内に5倍に拡大:PwCレポート
【ニューデリー】インドの衛星広帯域機器市場は向こう5年間に現在のほぼ5倍の約11万ユニットに拡大する見通しだ。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月4/5日報じたところによると、PricewaterhouseCoopers (PwC)はその最新報告書の中で以上のように見通している。それによると、遠隔教育、インターネット、農村コネクティビティー、銀行・金融、ゲーム等のニュー・アプリケーションが成長の牽引役を務める。
VSATサービスに関しては、2001-02年度にはHughesがインド市場の35%のシェアを握り、トップの座を占めた。同社は関連機器の販売でも他社をリードしている。とは言え4~5年後にも生き残り得るのはトップ2、3社のみと見られる。
インドのように広大な国では陸上接続は、経済性の面でも、信頼性の面でも生存能力を有せず、これに反してユビキタスな衛星接続は広範な地域に低コストで信頼性の高いアクセス便宜を提供できる。関係技術も過去2年間に成熟度を高め、出力アップ、帯域幅の拡大、一層のコスト引き下げを可能にしていると言う。
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