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2003-03-05 ArtNo.30728
◆政府、ワイン局の設立準備
【バンガロール】インド中央政府の食品加工産業省は、コーヒー局や他の農産品局に倣いワイン局を設ける可能性を真剣に検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月26日報じたところによると、これはワイン用葡萄の栽培を奨励するとともに、あわよくば世界のワイン輸出国に仲間入りすることを目指す新戦略に基づいている。食品加工産業省が実施した全国調査の結果をベースにした同構想は、国内の主要な葡萄産地、カルナタカ/マハラシュトラ/アンドラプラデシュ3州の農民にワインに適した品種の栽培を奨励することを優先課題にしている。カルナタカ州消費税委員のS.K. Pattanayak氏によると、同州のBangaloreとPuneがワイン局設置候補地のトップ・リストに掲げられている。関係提案は最近デリーで催された葡萄栽培州消費税委員の会議で取り上げられた。ワイン局設立の目的は、生産や新技術の導入、マーケッティングに関わる戦略を立案し、実行することに有り、ワイン研究所の設立も検討されている。
目下、主に上記3州で生産されているインド産葡萄は、食用品種で、ワイン原料とは見なされていない。小部分ながら干しぶどうに加工されるものが増えており、約5%が輸出されている。カルナタカ州の葡萄栽培面積は1万2000haと、全国で2位にランクされる。カルナタカ州の Bijapur-Bagalkot地区は同州内最良の葡萄栽培地で、マハラシュトラ州とともに通常品種を栽培している。
カルナタカ州マイソール拠点の Central Food Technological Research Institute(CFTRI)は、“Bangalore Blue”をワイン製造のための最良品種と認定した。食用品種と干しぶどうの市場は既に飽和状態を呈している。ワインからの消費税収入は、アルコール飲料全体の消費税収入の1%に満たないが、葡萄酒を醸造するために、キャプティブ・ベースで葡萄を栽培することは、農民にとって1つの有利な選択肢と言える。
カルナタカ州は既に10万リッターのワインを製造、バンガロール近郊Dodballapurに設けられた250haのトップ・クラス葡萄園“Grover Vineyards”は、ワインをフランス、オーストラリア、英国に輸出している。この他、Bangalore Grape Wineryとマハラシュトラ州のIndageがワインの製造を手がけており、またShaw WallaceはバンガロールのNandi Hills地区に当初年産2500トンのワイン醸造所を設ける準備を進めている。
一方、アンドラプラデシュ州は葡萄栽培を専門に手がける農業輸出志向区(AEZ:agricultural export zones)を設ける準備を進めている。
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