2003-03-05 ArtNo.30719
◆新予算で、自動車/エアコン価格ダウン、運転コストアップ
【ニューデリー】消費者は新年度予算のおかげでより低コストの乗用車を手に入れられる反面、高い運転コストを支払わねばならなくなりそうだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月4日報じたところによると、Honda Siel Cars Indiaは3日、Honda Cityを2万7000~3万5000ルピー、Honda Accordを最大6万5000ルピー値下げすると発表したが、エコノミック・タイムズはこの日、観測筋の言も引用しマーケット・リーダーのMaruti Udyog Ltd(MUL)は消費税の純引き下げ率7%を上回る1万8000~4万9000ルピーの値下げを行うと見通した。ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1日伝えたところではMaruti 800は1万2000ルピー、 Maruti Zen、Hyundai Santro、Maruti Wagon-R、Tata Indica、Fiat Palio等のBセグメント・カーは1万8000~2万ルピー値下げされそうだ。
しかし、2月28日のエコノミック・タイムズによるとディーゼル油及びガソリンにはリッター当たり0.5ルピーの新税が課されるため、乗用車、エアコン、そのコンポーネント、炭酸飲料やその成分に対する8%ポイントの消費税カットの恩恵は半減するものと見られる。
この他、玩具、自転車、その部品、台所用品、録音済みオーディオCD、傘、圧力釜、ビスケット、ボンボン、砂糖菓子、パソコンにプレインストールされたソフトウェアは値下げが予想される反面、紙、セメント、クリンカー、補修センター/職業訓練校の授業料/顧客サービス/インターネット・カフェ/銀行サービス等の各種サービス・コストは上昇する見通しだ。しかし携帯電話、カラー・テレビジョン、洗濯機、冷蔵庫、化粧品、洗剤等、その他多くの日用品や家電製品は影響を受けないと言う。
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