2003-02-28 ArtNo.30685
◆Bhushan、自動車用鋼板技術導入目指し住金との提携強化
【ニューデリー】Bhushanグループ傘下の年商1300クロー(US$2.688億)のBhushan Steel & Strips Ltd(BSSL)は、住友金属工業と、向こう6年間に自動車用鋼板の製造に関わるプロセス・ノーハウの移転を受けることで合意した。
エコノミック・タイムズが2月25日伝えたところによると、BSSLのNeeraj Singhal重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると住金は自動車用冷間圧延コイル(CRC)の製造を支援する狙いからBSSLへの熱間圧延コイル(HRC)の供給を最優先する。
二次生産部門としては国内最大のCR鋼製造施設を保有してるBSSLは、自動車及び家電業界向けに幅1700mmまでのオート・グレードCRC及びCRシートを供給している。BSSLは既に1997年に住金と6年間の戦略提携を結んでおり、今回の提携はその延長と言える。BSSLは、Maruti Udyog、Telco、Ford、Hyundai、Bajaj Auto、LML、Fiat India、Hindustan Motors等向けに自動車の内外装パネルを供給している。
BSSLは、住金との提携は、先端技術にアクセスする機会とともに、新たなビジネス機会ももたらすものと見ている。
BSSLはまた486クロー(US$1.005億)を投じマハラシュトラ州Khapoliの製造施設の拡張を進めており、同工事は今年10月に完成する。同プロジェクトは二輪車メーカー向け無縫鋼管(drawn tubes)の供給を支援するもので、これにより2003-04年度の売上げは1800クロー(US$3.722億)に拡大する見通しと言う。
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