2003-02-26 ArtNo.30680
◆Orchid Chem、セファレキシンの米国FDA認可取得
【チェンナイ】タミールナド州Chennai拠点の製薬会社、Orchid Chemicals & Pharmaceuticals Ltd(OCPL)は24日、米国食品薬品局(FDA:Food and Drug Administration)から同社のフラグシップ薬品セファレキシン(Cephalexin)の販売が許可されたと発表した。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥ・ビジネスラインが2月25日、OCPLの発表を引用し報じたところによると、同社は昨年11月にUSFDAの検査を首尾良く通過したのに続き、このほど正式認可を通知された。同製品は欧州医薬品品質管理局(EDQM:European Directorate for the Quality of Medicines)の適性証明(COS:Certificate of Suitability)も既に取得している。これによりOCPLは規制の厳しい先進国市場に進出することが可能になった。
OCPLの K Raghavendra Rao重役(MD)とC. Bhaktavatsala Rao副MDは、記者会見の席上、USFDAの基準を満たすインフラの構築に約500万米ドルを投じたことを明らかにするとともに、今後一層多くのUSFDA認可を取得し、米国市場の開拓に力を入れる考えを明らかにした。それによると、既存製造施設に加え、新設備の試運転も開始したOCPLは2002年にセファレキシン400トンを製造したが、これは同社のバルク薬品及び中間体製造全体の57%に相当する。2002年のセファレキシンの販売額は2500万米ドルと、同社売上げの28%を占めた。また2002年の売上げの74%はアジア市場におけるものだった。ちなみにセファレキシンの米国における市場規模は1億3000万米ドル、欧州のそれは5500万米ドルと言う。
|