【コルカタ】インド・アルカリ製造業協会(AMAI:Alkali Manufacturers' Association of India)は大蔵省に対し、苛性ソーダ(固形/薄片/灰汁)に対する30%の輸入税を維持するよう求めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月21日伝えたところによると、AMAIは予算案発表前の大蔵省に対する要望書の中で、国内業界が海外の同業者に対する競争力を備えるまで苛性ソーダに対する輸入関税を維持するよう求めるとともに、メンブレン・セル・プラントの輸入税を15%から5%に、同プラント・スペア・パーツの輸入税を30%から5%に、それぞれ引き下げるよう要求した。それによると、国内設備の70%は最新のメンブレン・セル技術を応用しているものの、この種の設備機械はインド国内では生産されていない。加えて、苛性ソーダの生産コストの60%が電力コストで占められているため、国内業界は海外の同業者に対する競争力を有しない。このためキャプティブ発電施設の輸入税も5%以下に引き下げ、燃料油(furnace oil)/低硫黄ディーゼル油(LSHS:low sulphur heavy stock)等の重油(fuel oil)の輸入税は免除すべきである。またソーダ灰業界の燃料コストを引き下げる上から、コークスの輸入税もゼロに、一般炭のそれは5%に引き下げるべきだと言う。