【ニューデリー】トラック運賃は、石油会社が過去2週間ディーゼル油価格を据え置いたにも関わらず、先週金曜3.5%引き上げられた。
インディアン・エクスプレスが2月21日報じたところによると、インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)はその最新報告の中で、西アジアを覆う暗雲に鑑み、状況が改善せぬ限りトラック運賃は向こう数週間に一層上昇すると予想している。
石油会社は2月15日に予定されていた2週間に一度の価格調整を見送ったが、ディーゼル油は依然として1月に比べリッター当たり1.78ルピー高くなっている。2002年6月2日以来、過去8ヶ月間のディーゼル油値上がり率は28%に達する。国際原油価格の変動にはイラク情勢が関係している。
トラック運賃は先月の当初3週間には5-7%値下がりした。ディーゼル油が値上がりし、トラック・ハイヤー料金が低迷する中で、トラック業者組合は、北部から南部にまたがる大連合を組織し、主要ルートの運賃引き上げを図る動きを見せている。このことが過去2週間のトラック・ハイヤー料の値上がりを導いた。この他、三軸台車(three axle rigid truck)の需要増加も運賃の先行きを不透明にしている。主要都市の住宅/道路/建設領域の大手ユーザーは、鋼材/セメント/骨材/機械等の輸送のためより大型のトラックを用いるようになっていると言う。