2003-02-24 ArtNo.30664
◆英系配線器具会社M K Electric、インド製造業務を拡張
【Thrissur】英国最大のサーキット保護・配線/ケーブル管理/データコミュニケーション機器メーカー、M K Electric(MKE)のインド子会社M K Electric (India) Ltd(MKEI)はタミールナド州Chennai市Tiruvallur県Kuthambakamに設けた工場を拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが2月20日MKEのParasuraman R重役(MD)の言として伝えたところによると、拡張計画の主旨は、チェンナイ工場をMKE及び親会社Novar plc(UK)のグローバル・ソーシング・ハブにすること。 向こう5年間に同社の輸出は急成長し、MKEIの年商も現在の60クロー(US$1241万)から大幅に拡大する見通しだ。拡張計画はまたサード・パーティー・ベンダーへの依存軽減に役立つ。
MKEは北米/欧州/中東/インド/東南アジア/中国等、世界の30ヵ国以上に業務を展開、グループの年商は5000クロー(US$10.34億)にのぼる。したがって10%がチェンナイ工場を通じてソーシングされただけでも、向こう5年間にMKEIの年商は500クロー(US$1.034億)に達する。
拡張プロジェクトは段階的に進められるため、今の段階でどれほどの額が投資されるかを云々するのは時期尚早である。とは言え、プロジェクトの詳細や投資額は目下詰められているため、同社取締役会は遠からず関係発表を行うものと見られる。MKEは英国、サウジアラビア、シンガポール、ジンバブエ、マレーシア、インドネシア等にも製造拠点を有する。チェンナイ工場はコスト面の他、戦略的立地条件も備えている。
MKEIの今会計年度輸出額は、昨年の15クロー(US$310万)から50クロー(US$1034万)に拡大する見通しだ、同社はインドのモジュラー・スイッチ市場の25%のシェアを占めており、同製品領域だけで今会計年度売上げは20クロー(US$414万)に達する見通しと言う。
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