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2003-02-21 ArtNo.30654
◆包装飲料水業界の再編必至?
【ニューデリー】包装飲料水(bottled drinking water)の品質基準の見直しは、同業界の再編を導くものと予想されている。既存の包装飲料水会社782社中少なからぬものはその品質水準を向上させることができず、同ビジネスからの撤退を余儀なくされる見通しで、最大の恩恵を享受するのは多国籍企業と見られる。
デカン・ヘラルドが2月18日報じたところによると、政府オフィシャルはPTI通信のインタビューに対し「新基準は粗悪食品防止法(PFA:Prevention of Food Adulteration Act 1954)の修正後、適応される」と述べるとともに、「浄化施設や検査施設を新基準に合わせてアップグレードするには、多額の資金と時間を要するため、多くの企業にとって直ちに実行に移すことは難しい」とコメントした。それによると、消毒薬の残留物を除去する浄化装置のコストだけで500万ルピー(US$10.34万)以上するが、ボトリングのキャパシティーにより、その種の機械を複数据え付ける必要がある。ハードルは決して浄化装置だけでなく、水質検査装置のコストも250万ルピー(US$5万)にのぼり、インド国内で調達することはできない。このため少なからぬものは輸入包装飲料水、例えば最近のNGOによる包装飲料水調査をクリアした唯一の企業、フランス拠点Evian社の製品販売等にシフトするものと見られる。PepsiCoやCokeは、自社製品は既に新基準を満たしていると公言しているが、大部分の地元企業は、その種の大胆な公約は行えないと言う。
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