SEAnews 2003-02-19 ArtNo.30627

【チェンナイ】Ramco Industries Ltd (RIL)はタミールナド州Arakkonamの既存施設に隣接して新工場を建設、日本企業エーアンドエーマテリアルの技術支援下に珪酸カルシウム板(calcium silicate board)の製造に乗り出す。
ザ・ヒンドゥーが2月13日、ＲＩＬのS. A. Bhima Raja社長の言を引用し、報じたところによると、投資額は約10クロー(US$207万)、新工場の年産能力は4万トンで、今年3月の商業生産開始が目指されている。この種の施設がインドに設けられるのは初めてのこと。エーアンドエーマテリアルが機械設備を供給する。ＲＩＬは、次期会計年度を通じて40クロー(US$827万)を投資する計画で、ケイカル板ビジネスもその一環。
ＲＩＬはまた今年3月の完成を目処にArakkonam工場の石綿製造能力を10万トンから12万トンに拡張する。この他、西ベンガル州とアンドラプラデシュ州に各年産7万2000トンの施設を設けること、またタミールナド州Tirunelveliに2.5ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の風力発電施設を設けること等を検討している。
ＲＩＬの年初9ヶ月(2002/4-12)の売上げは前年同期の105.70クローから112.66クロー(US$2330万)に、純益は13.16クローから15.03クロー(US$311万)に、それぞれアップした。