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2003-02-17 ArtNo.30617
◆STマイクロ、ソフト開発/半導体デザイン業務拡張
【ニューデリー】年商65億米ドルの欧州半導体会社S T Microelectronics(STM)は、向こう2-3ヶ月間に500シートを増設、インドにおけるソフトウェア開発と半導体デザイン業務を拡張する。
インディアン・エクスプレスが2月13日、STMのMaria Grazia Prestini取締役の言を引用し報じたところによると、デリー近郊ウッタルプラデシュ州Noidaに目下スタッフ約1000人のセンターを有するSTMは、既存施設に隣接して新コンプレックスを建設した。同施設は向こう数ヶ月間に稼働する。STMのPasquale Pistorio社長兼CEOが、今月インドを訪れ、新施設の開所式を主宰するはずだったが、Pistorio社長のインド訪問は今年10月に延期された。
インドのソフトウェア開発/半導体デザイン施設は、STMの世界ビジネスに不可欠の重要な役割を担っている。インド・センターの重要性は過去2年間に数倍に拡大、今後も一層拡大する。これまでスペースの面でこうした拡張が制限されて来たが、新施設の完成により同問題は解消した。インド・センターは過去1年間に50件の特許権を申請、知的財産(IP)の面でも、またマーケッティング・サポートの面で重要な役割を担っている。
ノイダ・センターは再利用可能な設計資産ライブラリー(libraries of reusable IP)を開発、社内や全世界の顧客の利用に供する。取り分け消費者用電子/テレコム/自動車産業向けの先端的システム・オン・チップ(SOC)ソリューションを提供する。STMインディアは、世界的な研究開発(R&D)センターとしての役割に加え、主要なアプリケーション・サポート施設としての役割を担っている。
ちなみにS T Microelectronicsは、イタリアのSGS GroupとフランスのThomson Semiconducteursが1987年5月に合併して発足、1998年に現在の社名に改めた。
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