2003-02-10 ArtNo.30588
◆ダイキン、工場候補地をSilvassaからNoidaに転換
【ニューデリー】Daikin Shriram Airconditioning Pvt Ltd(DSA)は、インド政府がDadra & Nagar Haveli直轄区に進出した企業に対する販売税免除措置を取り消したことから、同区Silvassaに新工場を設ける計画を放棄、今やウッタルプラデシュ州NoidaもしくはGreater Noidaに製造拠点を設ける可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが2月7日、DSAのPK Mahindra取締役の言を引用し報じたところによると、同社は新工場の建設に50~100クロー(US$1034万-2068万)の投資を予定している。DSAはSilvassaに既にSiel Ltdから買収したエアコン製造施設を擁し、新工場はこれに追加される。新工場を設けることにより新技術や新デザインを採用したより先進的エアコンを製造し、インドを輸出ハブにすることもできる。Noida/ Greater NoidaにはShriramグループが出資するHonda Siel Carsも製造拠点を設けており、日本パートナーは同地に強い関心を寄せている。
ダイキンは、公共施設市場(institutional market)や小売り市場のプレミアム・セグメントに照準を合わせ、建築士や建築業者の支援の下にその製品を販促する計画だ。
ちなみにダイキンは松下との提携の下、ウィンドウズ・エアコンの製造を後者に委ね、同社自身は産業用エアコンを製造している。インドでナショナル・ブランド・ウィンドウズ・エアコンを製造している松下は、地元パートナーDhoots氏の持分を最近買収しており、間もなく新ビジネス・プランを発表するものと予想される。
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