2003-02-10 ArtNo.30587
◆WeP Peripherals、業務用印刷アウトソーシング市場開拓に本腰
【ハイデラバード】Wipro Infotech傘下のWeP Peripherals Limited(WPL)は、サービス市場への進出、新製品の発売、合併・買収(M&A)を通じ、向こう数年年率20%の成長を実現、そのリーダーシップを維持する方針だ。
インディアン・エクスプレスが2月7日報じたところによると、WPLのPPR Rao重役(COO)は6日記者会見し、以上の計画を語った。それによると同社は製品の提供と同時にサービスをオファーする計画で、後者の市場潜在性は極めて大きい。取り分けビジネス・プリンティング・アウトソーシング・サービスは、ソフトウェア業界のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)同様大きな成長の潜在性を備えており、同社は全国的スケールで同サービスを展開する。顧客はこれによりプリンターやトナー、設備のアップグレード、保守等のコストと労力を節約できる。総合的なエンド・ツー・エンドのサービス提供を目指すWPLは、この種のサービスだけで向こう数年間に年間200クロー(US$4136万)の売上げを実現できるものと見ている。
現在ドット・マトリクス・プリンターの売上げが、営業額全体の70%を占めているが、同シェアは今後徐々に縮小され、ストーリッジ・ネットワーク、コミュニケーション、移動プリンティング他、ビジネスの便宜を向上させる様々な製品が紹介される。そしてWPLはこれらの製品機能領域のコンバージャンス面で業界をリードすることを目指す。
またM&Aも今後数年の同社の成長の鍵になり、企業買収は既存の製品/サービス領域の拡張につながる。WPLは2001年にはGodrejのHyderabad製造施設を、2002年末には法人ネットワーキング/セキュリティー製品会社Select Technologiesを、それぞれ買収した。
研究開発(R&D)事業には売上げの15%近くを引き続き投資する計画で、インド国内市場の他、中国やインドネシア市場の潜在性にも注目していると言う。
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