SEAnews 2003-02-10 ArtNo.30585

【バンガロール】カルナタカ州Bangalore拠点のIttiam SystemsはIEEE 802.11bスタンダードの“Wireless LAN IP”の開発に成功、世界の10社に満たない企業に仲間入りした。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが2月6／7日伝えたところによると、Wireless LAN IPはWireless LANチップ・セットやシステムを製造するためのデザインで、システムの信号処理を行うベースバンド、異なる装置が相互にアクセスするのを可能にするメディア・アクセス・コントローラ(MAC)、信号の発信や受信を行う無線周波数(RF)等のコンポーネントから成る。
IttiamのSrini Rajam重役(CEO)が6日催された新製品発表会の席上語ったところによると、現在Wireless LAN IPの提供者は世界的に10社に見たず、顧客の反応からすれば、同社はトップ・スリー乃至フォーにランクされる。
Ittiamは、“802.11bチップセット・ビジネスへの進出を目指す企業”や“Wireless LANシステムを搭載したチップの製造を計画するシステム・オン・チップ(SOC)企業”を新製品売り込みのターゲットと見ている。IttiamはSOCにロイヤルティー・ベースでＩＰライセンスを提供、ＳＯＣは、そのチップセットをエンドユーザーのワイヤレス機器メーカーに納入することになる。
市場調査会社Foreward Conceptsは、2005年のＬＡＮシステム市場規模を91億米ドルと予想、Gartnerは同年のWLANチップセット市場規模を9億米ドルと見積もっており、ホーム・マーケットは2005年にはワイヤレスＬＡＮ市場の50％に達する見通しだ。