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2003-02-10 ArtNo.30584
◆サティヤム、バイオインフォマティクス事業の分離検討
【ニューデリー】インド第4位のソフトウェア輸出会社Satyam Computer Services(SCS)は、バイオインフォマティクス(bioinformatics)ビジネスを別会社として分離独立させる可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが2月7日、SCSのSudhakar Varanasi上級副社長の言を引用し報じたところによると、同社はバイオインフォマティクス・グループの将来の成長路線について極めて柔軟な姿勢を維持しており、急成長するグローバル・バイオインフォマティクス市場に照準を合わせグローバル・プレーヤーとの合弁や提携等、様々なオプションを検討している。将来の路線はまた、成長速度にも依存する。
2001年にバイオインフォマティス部門を設け、同市場の開拓に乗り出したSCSは、バイオインフォマティクス市場開拓戦略の一環として世界のバイオインフォマティクス企業に出資するが、こうした目的のために特に予算を組んでいない。またビジネス・モデルを構築中で、まだ具体的な計画は存在しない。
SCSは様々な国際企業に、バイオインフォマティクス関連業務をインドからアウトソーシングするよう働きかけている。SCSはアウトソーシング・サービス、薬品のデザイン/同定ツールの開発、必要データの管理に照準を合わせている。これまでのところ同社のバイオインフォマティクス・ビジネスは、良好な反応を得ている。フォーチュン100製薬会社のためのパイロット・プロジェクトに着手した他、米国の指導的バイオテック機器会社との話し合いも進めている。
SCSはまた、バイオインフォマティクス・ツールとデータベースを用い、遺伝子の比較分析を通じてマラリヤを同定することが可能なターゲット薬品を発見、特許申請も行ったと言う。
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