【ニューデリー】インド農業研究委員会(ICAR:Indian Council of Agricultural Research)傘下のタミールナド州Tiruchi拠点のバナナ全国研究センター(NRCB:National Research Centre for Banana)は、バナナ・ベースのソフト・ドリンクを開発した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが2月7日、ICRA筋の消息として伝えたところでは、バナナ・ジュースの貯蔵寿命は6ヶ月、250ml当たりの製造コストは2.3ルピーで、防腐剤は用いられていない。通常の炭酸飲料やフルーツ・ジュースのコストは200mlボトル入りが平均5ルピー、300ml入りが10ルピーで、バナナ・ジュースのコストは、これらに比べ競争力を有する。しかしNRCBは技術開発を使命としているため、商業化は企業家の手に委ね、それ自身では手がけぬ方針だ。
これ以前には農業省傘下のインド農業研究所(IARI:Indian Agricultural Research Institute)が、マンゴー、レイシ、梨ベースの飲料を開発、これらは現在“Pusa Drinks”商標で販売されている。