SEAnews 2003-02-05 ArtNo.30564

【ニューデリー】インドの主要鉄鋼会社は第3四半期(2002/10-12)に何れも純売上げ(net sales)の二桁成長を実現した。
エコノミック・タイムズが1月31日報じたところによると、これらの鉄鋼会社は純益を2倍に拡大、もしくは損失を50％以上カット、ボトム・ラインを顕著に改善させた。こうした中で鉄鋼銘柄の株価は過去2週間ほど上昇基調を辿っている。
インド国内のトップ鉄鋼会社Tata Iron & Steel Company Ltd(Tisco)とSteel Authority of India Ltd(SAIL)は、第3四半期に純売上げを共に27％以上拡大した。またTiscoは純益を711％アップ、SAILは純損失を前年同期の585.4クローから78.8クローに86.5％縮小させた。SAILの営業利益も5倍に拡大した。
亜鉛メッキ鋼板の主要生産者Jindal Iron & Steel Co (Jisco)の純売上げは主に輸出の好調に支えられ55.5％アップ、赤字を脱出した。姉妹会社Jindal Vijaynagar Steel Ltd(JVSL)は損失を45.7％縮小、Jindal Steel & Power Ltd(JSPL)も76.75％の売上げ増と純益の倍増を実現した。
この他、Monnet Ispat Ltd (MIL)及びムンバイ拠点のNational Steelも共に純益を100％拡大した。