2003-02-05 ArtNo.30558
◆フラットTV、ワールド・カップ商戦の高まりとともに安値更新
【ニューデリー】クリケット・ワールド・カップ・ブームに乗じて市場シェアの拡大を図るトップ・カラー・テレビジョン(CTV)ブランド1ダース以上が、向こう1、2週間に一層の値下げを準備している。
インディアン・エクスプレスが2月1日報じたところによると、現在、トップ・ブランドの従来型21インチCTVは9000~1万ルピーで、LG、Panasonic、Onida、Philips等の21インチ・フラットTVは、過去最低の1万3000~1万3500ルピーで売られている。先週土曜にはSonyもエントリー・レベルのフラットTV価格を1万6000ルピーに1000ルピー引き下げており、Samsungもこれに追随するものと予想される。
CTV業界は、従来型TVとフラットTVの価格差が縮まったことから、ワールド・カップ期間を通じ、従来型CTVからフラットCTVへの大きな買い換え需要が生じるものと期待している。
ソニー幹部は、「過去数ヶ月従来型からフラット型への買い換えが顕著に増加、フラットTV業界の競争も白熱している。大型スクリーン等を備えたプレミアム製品の売上げが増加するものと期待している」と語った。フラットCTV市場の最大のシェアを占めると自負するソニーは、これまでプレミアム・セグメントの価格維持を図って来たが、ついに値下げに踏み切った。同社は“Bring South Africa Home”と銘打った広告キャンペーンも展開している。
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