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2003-01-31 ArtNo.30548
◆中央政府、酒造免許発行権の回復目指し宣誓供述書提出
【ニューデリー】インド政府は、アルコール飲料製造ライセンス発行権の回復を求める宣誓供述書を最高裁に提出した。
ビジネス・スタンダードが1月30日報じたところによると、最高裁は3年前Bihar Distilleriesの訴訟を巡り、アルコール飲料製造ライセンス発行権を州政府に与える判決を下した。しかし、James K Josephとケララ州政府間の訴訟を巡るケララ高裁の判決に対する不服が最高裁に申し立てられたことから、中央政府は、この機会を捉え、酒造ライセンス発行権回復の申請を行ったもの。
ケララ高裁は、工業開発規制法(IDR:Industrial Development Regulation Act)が改正されない限り、州政府にはアルコール飲料(potable liquor)製造ライセンスを発行する権限はないとの判決を下した。IDR第11条はアルコール飲料製造ライセンスの発行権を中央政府に付与している。
商工省筋によると、最高裁は州政府の上訴を認めるとともに、中央政府に対しその立場を表明するよう求めた。このため中央政府は宣誓供述書を最高裁に提出した。
中央政府と州政府のライセンス発行権を巡る紛争は、内外の投資家によるアルコール飲料プロジェクトを停頓させている。中央政府は自ら新ライセンスを発行することを停止しただけでなく、外国企業の投資申請に対しては、州政府のライセンス発行権を容認することにつながるため、投資申請そのものの承認を見合わせている。
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