SEAnews 2003-01-31 ArtNo.30543

【ニューデリー】国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)が募集した12州における74万5000回線、総コスト400クロー(US$8271万)のＣＤＭＡ(code division multiple access)ネットワーク敷設プロジェクトの技術入札に、中国企業3社が他の企業4社とともに応札、中国企業同士で競争を展開している。
インディアン・エクスプレスが1月30日報じたところによると、これらの中国企業とは、Huawei Technologies(華為技術有限公司)、ZTE Corporation(深川中興通信)、China Putainの3社で、入札者にはこの他、グローバル・ベンダーのMotorolaとEricsson、そして韓国企業2社、ＬＧとHyundaiも名を連ねている(深川[Shenzhen]の『川』は当て字)。
中国企業3社中、ZTE Corporationは南インドで、BSNLから50万回線の工事契約を獲得した実績を有するが、HuaweiとChina PutainのCDMAプロジェクトへの入札は今回初めてのこと。Huaweiはカルナタカ州Bangaloreにソフトウェア開発センターを設け、インドにおける業務を既に手がけている。同社の通信機器ビジネスはこれまでＧＳＭ(global system for mobile telephony)に限られていたが、最近はCDMA市場参入も目指している。
技術入札の審査を進めているBSNLは、向こう数週間に価格入札も募集するものと見られる。ＢＳＮＬ筋によると、全契約がまとめて1社に発注される可能性は少なく、2～3社に分割して発注される可能性が大きいと言う。