2003-01-31 ArtNo.30540
◆ルーム・エアコン市場、向こう数年間に年率35%成長
【ニューデリー】目下、依然として揺籃期にあるインドのエアコン市場は2007年までに爆発的な成長を遂げるものと見られ、特にルーム・エアコン・セグメントは2002-03年に24%、2003-2008年の間には年率約35%の成長が予想される。
インディアン・エクスプレスが1月29日報じたところによると、冷蔵・空調設備製造業者協会(RAMA:Refrigeration & Airconditioning Manufacturers Association)のNaishath Parekh副会頭はこのほど同紙に以上の見通しを語った。それによると、家庭、小オフィス、事業所のニーズに応じるルーム・エアコン市場は、強力な経済基盤に支えられ、1992-97年当時以上の成長を遂げる見通しだ。1992-97年には減税に伴う大幅な値下がりが、引き金になりエアコン販売が急増した。
しかしこうしたシナリオが実現するには、消費税と関税の合理化が前提になる。また既存の地方税(州税)は単一の付加価値税(VAT)に転換されねばならない。インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)西部地区副議長も務めるParekh氏によると、2008年まで年率35%の成長を遂げると言う予想は、実際のところ極めて控えめなものである。家庭用エアコンはもはや贅沢品ではなくなっており、70%の成長も決して夢ではないと言う。
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