2003-01-31 ArtNo.30536
◆大蔵省、次期会計年度のGDP成長目標を6%に設定
【ニューデリー】大蔵省は次期会計年度の国内総生産(GDP)成長目標を6%に設定した。これ以前にAtal Bihari Vajpayee首相が議長を務める計画委員会(Planning Commission)は来年度の成長目標を8%と発表しており、大蔵省の予測は控えめなものになっている。
ビジネス・スタンダードが1月30日報じたところによると、Jaswant Singh蔵相はこの日(1/30)バジパイ首相と会談、新年度予算の内容に関して報告を行ったものと見られる。
大蔵省はマクロ的見地から2003-04年のGDP成長率を6-6.5%、インフレ率を4%と予想している。
中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)は今日(1/31)、GDP成長に関する詳細な見通しを発表する。今会計年度(2002-03)のGDP成長率は5.5%前後に収まる見通しだ。
大蔵省筋によると、各省庁への予算配分は6-6.5%のGDP成長を前提に算出されている。大蔵省と計画委員会のGDP成長に対する異なる見通しが、各省庁に対する予算配分作業を長引かせる原因になったと言う。
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