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2003-01-29 ArtNo.30523
◆インド化学産業、2010年にはUS$1000億産業に成長
【ムンバイ】インドの化学産業は年率15.5%の成長を遂げ、2010年までに1000億米ドル産業になる見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月24日、“Chemtech World Expo 2003”の会場で発表されたKPMGコンサルティングの調査報告を引用し伝えたところによると、現在のインド化学産業の規模は280億米ドルと、1兆5000億米ドルの世界化学産業の1.9%を占めるに過ぎない。
KPMG-India OperationsのGautam Dalal会長兼CEOによると、取り分け特殊化学と、製薬/バイオテック等のナレッジ・セグメントが、成長の牽引役を務める見通しだ。1000億米ドル産業の目標を実現するには、特殊化学部門は16.4%、製薬/バイオテック部門は27%の成長を遂げ、基礎科学部門は現状レベルの7.7%の成長を維持する必要がある。
高度に分散し、価格変動が激しく、化学品のコモディティー化が進む中で、企業が成長を維持するには、付加価値製品に照準を合わせ、研究開発(R&D)に投資せねばならない。またクラスター/コオペティション(Coopetition競争者との提携)/インスティテューショナル・インターラクションの3段階の協力が必要とされる。
こうした中で国際貿易及びディストリビューション施設に投資し、貿易関係を構築、大型キャパシティーへのアクセスを可能にするとともに、末端顧客や製造業者のために価値を提供するインディアン・アグリゲーターもしくはトレーディング・ハウスも登場する見通しと言う。
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