2003-01-27 ArtNo.30514
◆Tata Pigments、“Cemplus”をナショナル・ブランドに
【ジャムシェドプル】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)が完全出資する合成酸化鉄顔料及びフローリング・オクサイド製造会社Tata Pigments Ltd(TPL)は、“プロセッサー”と称する業者への製造委託を通じ、ドライ・セメント塗料ブランド“Cemplus”をリージョナル・ブランドからナショナル・ブランドに変身させる計画だ。
インディアン・エクスプレスが1月25日報じたところによると、TPLのBPS Panwar重役(MD)はこのほど同紙に以上の抱負を語った。それによると、TPLは1997-98年以来、Cemplusの製造をジャールカンド州Jamshedpurのプロセッサーに委託して来たが、成績が良好なことから2002年2月にはカルナタカ州Bangaloreの業者にも委託、南部と西部の需要に応じることにした。さらに最近は、ウッタルプラデシュ州Kanpurの業者とも同様の契約を結び、来月から中央及び北部インドの需要に応じる計画だ。
TPLは原材料と技術をプロセッサーに提供するとともに、品質、価格、流通を統制する。Cemplusは、既に東部と東北部では指導的ブランドになっており、2001-02年のリセッションに際しても貴重な収入をもたらした。今年初9ヶ月の営業額は、前年同期比15%の成長を見たが、これも主にCemplusの好調な売上げによる。
TPLは近くまたエマルジョン・ペイントの新ブランド“Ecoplus”を発売するが、これも既存のプロセッサーを通じて生産する計画だ。
TPLは単に塗料を供給するだけでなく、ビル化粧直しの総合ソリューションを提供することを計画している。Ecoplusブランドのエマルジョン・ペイントが加わったことから、総合的サービスの提供が可能になったと言う。
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