2003-01-27 ArtNo.30509
◆Nambiar一族、BPL持分の半ばをサンヨーに売却?
【ニューデリー】地元の耐久消費財メジャー、BPL グループは債務再編計画の一環として、グループのフラッグシップ、BPL Ltdの持分の半ばをテクノロジー・パートナーを務めるサンヨーに売却するもようだ。
エコノミック・タイムズが1月25日伝えたところによると、グループの収益源、消費者用電子ビジネスが今会計年度上半期に赤字経営に陥ったことから、サンヨーを出資パートナーとして迎え入れることが差し迫って必要になった。BPL Ltdは再編後、その製品をBPL Sanyoブランドで販売することになる。
2002年12月末時点でNambiar一族はBPL Ltdの55.77%のシェアを保持しており、共同経営者が別に6.7%を握っている。サンヨーに売却されるシェアに、後者の持分も含まれるか否かは定かでない。何れにしても同取引後、サンヨーは、公開買い付けを行うことになる。ボンベイ証取(BSE)におけるBPL株の値は42ルピーだが、サンヨーがどれほどのプレミアムを支払うかは伝えられていない。
BPLのAjit Nambiar会長兼MDがエコノミック・タイムズの質問にEメールで回答したところによると、サンヨーとの20年にわたる関係はコンスタントな成長を見ている。両社関係の発展に照らし、市場環境の変化に応じた新たな機会が模索されている。サンヨーは、BPLの施設を利用し、アルカリ電池、カラー・テレビジョン(CTV)、オーディオ・システムをアウトソースして来たが、こうした協力を他のサンヨー製品にまで拡大、世界市場のニーズに応じることも検討されている。BPLの経営陣はこの他、BS RefrigeratorsとBS Appliancesを合併する可能性を研究していると言う。
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