2003-01-27 ArtNo.30507
◆LGソフト、パーベイシブ・コンピューティング市場に進出
【バンガロール】韓国企業LGのソフトウェア・ソリューション子会社、LG Soft India (LGSI)は22日、パーベイシブ・コンピューティング市場参入を発表するとともに、向こう3~5年間に売上げとスタッフの数を3倍に拡大する方針を明らかにした。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが1月23日、LGSIのAnilesh Seth社長兼CEOの言を引用し報じたところによると、今年の同社ビジネスは35~45%の成長が見込め、スタッフの数は225人から300人に増員される。スタッフの数は3年内に700人に達する見通しだ。同社は企業買収、公開公募(IPO)、戦略的投資等を通じた拡張の機会も探っており、2003年末までに企業買収1件を完成させる。現在、複数の企業と初歩的交渉を進めている。
目下のところ売上げの65%はLG Electronicsに依存しているが、今後は“デジタル・テレビジョン”、“IPネットワーク”、“ワイヤレス、ホーム・ネットワーキング”、“レジデンシャル・ゲートウェー”、“ネットワーク・マネージメント”、“コンバージャンス領域における次世代アプリケーションの採用を可能にするネットワーク・プロトコル”等、急成長領域に照準を合わせ、そのソフトウェアを提供する計画だ。
研究開発(R&D)には利益の15~20%を投じる計画で、今年はパーベイシブ・コンピューティング事業等に20万米ドル近くを支出する。
LGSIは傘下に法人テクノロジー・グループ、コンバージャンス・テクノロジー・グループ、プロダクツ・コンテンツ・グループを擁し、これら3グループをベースにしたユニークなポジショニングが、パーベイシブ・コンピューティング市場参入につながった。これら3グループのシンクロナイズな共同作業がパーベイシブ・コンピューティングの開拓を可能にすると言う。
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