【ニューデリー】Arun Shourie商工相は24日、国内産業界に対し、活路を見いだすことが不可能なバーゲン交渉に時間と精力を費やすよりも、世界貿易機関(WTO)制度の潮流に乗り果敢に国際競争に立ち向かうよう呼びかけた。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが1月24/25日報じたところによると、インド輸出組織連盟(FIEO:Federation of Indian Export Organisations)主催の輸出入政策に関する公開討論会の席上、基調演説を行ったShourie商工相は、一定期間内にWTOの基準を満たすことを誓約した中国の例を掲げ、WTO制度を野次り倒すだけでは、時代の潮流に乗ることはできず、インドはその姿勢を改める必要があると指摘した。
同相によると、年間4万クロー(US$82.71億)前後が費消される政府補助政策は、取り分け肥料、食品産業に対するそれは、一部の政治派閥に奉仕するだけで、国民には如何なる恩恵も及ぼさないと言う。