1995-09-07 ArtNo.3050
◆<星>南洋大学、98年に国産通信衛星打ち上げ目指す
【シンガポール】南洋理工大学(NTU)は5日、1998年までに国産通信衛星の打ち上げを目指し、英国ギルフォードのサリー大学と技術協力覚書を交換した。
製造コスト770万米ドル、重量10キロのマイクロ衛星は最も低コストで、最も軽量なものの1つに数えられ、赤道上空1000キロの低軌道に打ち上げられ、ASEANや他の途上国の携帯電話、ペジャー、電子メール・ユーザーの利用に供される。韓国、ポルトガル、中国、日本と提携し、1981年以来11のマイクロ衛星の設計/製造/打ち上げを手掛けてきたサリー大学との協力はシンガポールが独自の衛星産業を築く上で必要な知識と技術を吸収するためのもので、協力の第1歩として今年12月には17万7000ドルを投じてシンガポールに衛星通信地上基地が設けられる。南洋大学ではE.Steve Seumahu准教授を長とする電気電子工学部のエンジニア2人と民間部門代表2人が研究に当たる。(ST:9/6)
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