2003-01-24 ArtNo.30499
◆Kopran、クロアチア/独企業と製薬・マーケッティング契約
【ムンバイ】地元企業Kopran Ltdはクロアチアの製薬大手Plivaと、製剤(formulation)の製造契約を結ぶとともに、ドイツ企業Helm AGとバルク薬品ロキシスロマイシン(roxythromycin/Roxithromycin)の欧州におけるマーケッティング協力覚書を交換した。
インディアン・エクスプレスが1月21日、Kopran社トップ・オフィシャルの言として伝えたところによると、Plivaは売上げ額では中央ヨーロッパ及び東欧最大の企業で、Helm AGは化学品/薬品活性成分/肥料の国際マーケッティング等を手がける多角経営会社。
抗菌剤ロキシスロマイシンの欧州連合(EU)市場は、約35メートル・トンと見積もられ、年率20%の成長を遂げている。Kopranは初年度に12メートル・トンの販売を見込んでいる。同薬品のフランスにおける特許権は2003年8月に失効する。KopranはロキシスロマイシンのDMF (drug master file)を既に提出している。
Kopranは南アフリカ企業とも製剤のマーケッティングに関する商談を進めており、近く関係契約が結ばれる見通しだ。Kopranは南アフリカ当局に14種類の製品調査書類を提出している。
規制の厳しい米国市場進出も計画するKopranは、向こう3年間に売上げと利益が共に2倍に拡大すると予想している。Kopranは内部的な成長のみならず、企業買収を通じた事業の拡張も計画している。
ちなみに高裁は、Kopran LtdとKopran Pharmaceuticalsの合併計画の審理を18ヶ月にわたりペンディングしているが、同社筋はこの点に関するコメントを控えた。
|