SEAnews 2003-01-24 ArtNo.30495

【ムンバイ】年商750クロー(US$1.5509万)の地場家電会社Mirc Electronics Ltd(MEL)は、2003年3月に“Onida”商標のエアコン9モデルを発売、急成長するエアコン市場に参入する。
インディアン・エクスプレスが1月22日報じたところによると、MELのV Chandramouli副社長は同紙に以上の消息を語った。それによると、エアコン新製品の販売を促す狙いからＭＥＬはディーラー2000社を配した流通網を構築する。
また同様のマーケッティング・ルートを通じ、洗濯機市場におけるプレゼンスの強化を図る。ＭＥＬはカラー・テレビジョンで培った“Onida”の知名度を梃子に、他の家電製品の販売も促進する計画だ。2003年3月以降1年間にエアコン5万ユニット、洗濯機10万台の販売を目指す。以上の目標を実現するためＭＥＬは、地元の他のエアコン・メーカーから自社の仕様に基づくエアコンのソーシングを既に開始した。洗濯機に関しては目下のところOnida Savak社から調達している。エアコンと洗濯機のマーケッティングには2003－04年を通じ12～15クロー(US$248万-310万)を投資する。
ＭＥＬはまたＣＴＶ市場における足場の再構築を図っている。ＣＴＶの市場シェアは2001年6月の8.6％から2002年11月の12％に拡大した。
ＭＥＬは、一連のプロモーション活動を準備しており、ＣＴＶ、エアコン、洗濯機を他の製品とセットにして販促する他、ダイレクト・メールの発送も計画している。新マーケッティング戦略を通じ、同社の年商は1年内に135クロー(US$2792万)ほど拡大する見通しと言う。
しかしStrat Caps Securities Pvt Ltdのアナリストは、「エアコン市場は既に過当競争気味で、ＭＥＬの新マーケッティング戦略がどこまで成功するか注目される」とコメントした。