1995-09-07 ArtNo.3049
◆<星>テレコム/STV、中国4社とUS$9億衛星通信事業
【シンガポール】シンガポール・テレコム及びシンガポール・テクノロジーズ・ベンチャーズ(STV)は中国企業4社と提携し、総投資額8億~9億米ドルと見積もられるアジア太平洋地域衛星移動電話計画(APMTP)を推進する。
STテレコミュニケーションズのリー・テンキアット重役(GM)によると、97年末に通信衛星を打ち上げ、98年初からサービスを開始する計画で、目下米国通信衛星メーカー3社(ローラル・コープ/ヒューズ・コミュニケーションズ/ロッキード・マーチン)の入札審査を進めている。審査結果は6-8週間以内に発表されるが、各パートナーの出資率は未定で、中国パートナー4社の名称もまだ明らかにすることはできないと言う。
シンガポール・テレコムとSTVは当初、インドネシアのPTパシフィック・サテライト・ヌサントラ(PSN)に率いられるコンソーシアムに加わりAPMTPを進める計画だったが、PSNがタイのジャスミン及びフィリピンの長距離電話会社PLDTCをメンバーに加え、また衛星の製造をコンソーシアム・メンバーのヒューズ社ではなく、ロッキード・マーチン社に発注したのを機に、ヒューズ社とともに、コンソーシアムから脱退していた。PSNが率いるコンソーシアムACeSも1998年のサービス開始を目指しており、通信サービス地域もほぼ同じだが、ACeSの投資額は6億米ドルと見積もられている。(ST:9/6)
|