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2003-01-22 ArtNo.30479
◆Agri Net、バスマティ栽培地のマッピング完了
【ハイデラバード】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のAgri Net Solutions Ltd(ANSL)は、農業加工食品輸出開発局(Apeda:Agricultural and Processed Food Products Exports Development Authority)の資金援助の下、衛星遠隔探査データを用い、パンジャブ州、ハリヤナ州、ウッタルプラデシュ州西部、ウタランチャル州におけるバスマティ(basmati:ピラフ等に用いられる高級芳香米)栽培地の精密なマッピングを行った。この種の調査がインドで行われたのはおそらく初めてのこと。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月21日報じたところによると、ANSLのS. Thiruvengadachari社長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、2002年のカリフ(kharif:初冬収穫作物)期間にバスマティを栽培していた地域のマッピングは既に完了し、ANSLは昨年10月に最初の見積書を、また同年12月に最終報告書をApedaに提出した。2000年に発足したANSLは、農業関連のコンサルタントや衛星遠隔探査/地理情報システム・ベースのサービスを提供している。
パンジャブ州を除き、バスマティは連続した地域で栽培されている訳ではないため、衛星遠隔探査にとって、大きな技術的挑戦と言えた。
バスマティは伝統的にこれらの州のある種の地域で栽培され、国際市場では良好な価格が実現されて来たが、Rice Tec社がバスマティの1品種“Texamati”の特許権を取得したことから、インドのバスマティ・トレーダーは、国際市場において困難な立場に立たされることになった。こうした中でインド政府は、Apedaと手を携えて、Rice Tec社の特許権に挑戦、米国において同特許権の主要部分を無効にすることに成功した。しかし、バスマティ栽培の現状に関する科学的データを収集し、データベースや関係書類を作成する必要が生じたと言う。
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