SEAnews 2003-01-15 ArtNo.30439

【ムンバイ】二輪車メーカーは来月スタートするウェディング・シーズンが今四半期の需要回復の契機になるものと期待している。
エコノミック・タイムズが1月12日報じたところによると、大部分のプレーヤーが昨年12月に成長の鈍化を経験、こうしたプレーヤーは在庫状況を公表することに躊躇いを見せている。
国内最大のモーターサイクル・メーカー、Hero Honda Motors Ltd(HHML)の12月の販売台数の伸びは僅か2％にとどまった。最近発売したAmbitionが、全国のディーラーに行き渡ることから、1月の販売は持ち直すものと見られるが、通年の販売台数は目標とする180万台を僅かに下回る178万台にとどまりそうだ。
TVS Motor Companyの12月のモーターサイクル販売は昨年同月の4万3220台から5万9619台に増加した。来月はハイエンドなFiero新バージョンとScootyの4ストローク・バージョンが発売されることから、同社は通年で112万台の二輪車販売目標は実現できるものと期待している。内訳はモーターサイクル73万台、モーペッド24万台、スクーター15万台。
Bajaj Auto Ltd(BAL)の12月の二輪／三輪車販売台数は、独自開発したミッド・サイズ・バイク・モデル“Pulsar”と最近発売した都市部若者向け4ストローク、92ＣＣ、ＢＹＫの好調な売れ行きに支えられ、11万台をマークした。ＢＡＬは、改良モデルのCaliberとBoxerのＡＲ変形モデルの投入により、ボリューム販売が一層拡大するものと期待している。スクーターの販売は引き続き不振だったが、三輪車の販売は昨年同月比28％増の1万5555台をマークした。同社は今会計年度を通じて二輪三輪車160万台の販売を目指しているが、アナリストは150万台にとどまるものと予想している。内訳はモーターサイクル88万台、マニュアル変速スクーター30万台、自動変速スクーター6万台、ステップスルー5万台、三輪車19万台。
今会計年度第3四半期の業界を通じた二輪車販売の伸びは前年同期の20％から17％に鈍化した。