SEAnews 2003-01-15 ArtNo.30433

【ニューデリー】デリー・ベースの地場製薬会社Morepen Laboratories Ltd(MLL)はドイツ企業Analyticon Biotechnologies AG(AB)と、尿検査用試験器具のマーケッティング協定を結んだ。
エコノミック・タイムズが1月9日報じたところによると、ＭＬＬは同協定の下、ＡＢ社製尿検査計量棒及びQuickChek商標の各種診断器具のマーケッティングを引き受ける。ＭＬＬの診断ビジネスは第3四半期に前年同期比82.88％増の2.88クロー(US$60万)に拡大した。
ＭＬＬは当面、ＡＢ社製3製品－1)uriscreen-glucose、2)triscreen-gluose/protein/pH、3)Multiscreen-10SG－のマーケッティングを手がける。ＭＬＬの診断ビジネスは、HomeHealthブランドとQuickChekブランドから成り、前者には血圧測定器、血糖値検査用グルコメーター、温パッド(heating pads)が、後者には妊娠検査器、肝炎検査器、エイズ検査器等が、含まれる。ＡＢ社との提携は、ＭＬＬの診断ビジネス・ポートフォリオの拡大に役立つ見通しだ。提携期間は5年だが、相互の了解の下に延長することができる。
計量棒診断器の市場は約85クロー(US$1758万)と見積もられ、この内、尿検査市場のみで10クロー(US$207万)近くに達する見通しだ。目下のところ、インド国内に製造拠点を有するBayer Diagnosticsが、90～95％のシェアを占め、ほとんど市場を独占している。