【ニューデリー】Yamaha Motor Companyは、2003年に、主要モデルの値下げや新モデルの発売を通じ、インドにおけるモーターサイクルのボリューム販売を30~40%拡大することを目指している。
ビジネス・スタンダードが1月10日、ヤマハ・トップの言として報じたところによると、最大の売れ筋モデルCrux及びCrux Rの価格は数日中に2000~3000ルピー引き下げられる。昨年同社は大幅なコスト削減に成功しており、今年はその恩恵を消費者に還元できる。また複数の新モデルを投入、モーターサイクル市場に旋風を生じさせ、販売ボリュームの拡大を図る。向こう2年間に毎年少なくとも10万台販売を拡大、2005年までに年間60万台の販売を目指す。
この日東京で記者会見したヤマハの長谷川至社長によると、世界第2のモーターサイクル市場、インドは、中国とともに同社の将来の成長を牽引するはずである。2003年のインドにおける出荷台数は41%増の42万台、中国におけるそれは2.6倍の18万台に達する見通しだ。Yamaha Motor India Pvt Ltd(YMI)の2002年のモーターサイクル販売台数は33万台をマーク、カレンダー・イヤー、2003年には43万台の販売を目指す。
中国、インド、そしてその他のアジア諸国は、2010年までに世界市場シェアを現在の約8%から20%に拡大することを目指すヤマハの成長に重要な役割を果たすはずと言う。