2003-01-10 ArtNo.30407
◆今年通年のコール・センター投資US$3.25億:NASSCOM
【ニューデリー】インドのコール・センター会社は、2003年3月末までの1年間に3億2500万米ドルの投資を行う見通しだ。
ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが1月7日報じたところによると、ソフトウェア・サービス企業全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)のSunil Mehta副会頭は第90回インド科学会議(Indian Science Congress)の会場で、マスコミに以上の見通しを語った。それによると、2002年3月末までの過去数年間にこの方面の累積投資は6億米ドルに達した。コール・センター企業は過去12ヶ月間に大幅に投資を拡大した。これらの企業は今会計年度だけで3万5000~4万シートを追加するものと見られる。
今年投資される3億2500万米ドルの約50%は技術と機械に、30%はインフラ施設に投じられる。またインフラの中ではテレコム・インフラが6%、電力インフラが5%を占める。
インド情報技術対応サービス(ITES)産業の雇用数は1999年の2万5000人から2002年には4倍の10万6000人に増加した。ITES部門は2008年までに200億米ドル産業に成長するものと予想される。これは1999年にNasscom-McKinsey報告書が掲げた170億米ドルの予測値を上回っている。ITES部門は2001-02年には70%の成長を見、2002-03年には65%の成長が見込まれている。
2002年はインドのソフトウェア産業にとって極めて豊穣な年で、世界的な経済の落ち込みが、かえってインド・ソフト産業により多くのビジネスをもたらした。取り分けインド・ソフトウェア企業の対米ビジネスは顕著な復調を見たと言う。
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