2003-01-10 ArtNo.30405
◆Yamaha Motor India、優先株の買い戻しを繰り延べ
【ニューデリー】Yamaha Motor India(YMI)は、財政状況の逼迫を解消する狙いから優先株の買い戻しを繰り延べる方針だ。
インディアン・エクスプレスが1月1日報じたところによると、YMIの額面100ルピー、配当率7.75%の非累積優先株の一部は、2002年12月31日に、300万株は2003年4月20日に、366万株は2003年4月24日に、それぞれ買い戻し期限を迎える。YMIの親会社は既にある種の条件つきで繰り延べを認めている。
優先株は割当の日から5年以内に買い戻すことはできず、また買い戻し期限の繰り延べは一定の条件の下にのみ認められる。例えば優先株は繰り延べの日から5年以内の早い時期に買い戻されねばならず、配当率も維持されねばならない。YMIは1956年会社法により認められた最長5年の繰り延べをインド政府に申請した。重工業部(department of heavy industry)は繰り延べを支持しており、経済部(department of economic affairs)も買い戻し価格が額面価格を上回らないことを条件に繰り延べに反対せぬ姿勢だ。
YMIの親会社は、買い戻し期限2年の同優先株に200クロー(US$4136万)を投資、別にこれ以前の合弁パートナー、Escorts Ltdへの割当分を50クロー(US$1034万)で買い取っている。
YMIが10月に発売した4ストロークの新モデルLiberoは、TVS Victor、Hero Honda Splendour/Passion、Bajaj Caliber等と、世界第2のモーターサイクル市場のシェアを競っており、最新モデルEnticerの月間販売台数も約6000台と好調だ。YMIはハリヤナ州の工場で生産されたCrux、Crux R、YBX、Enticer等のモデルに関わるロイヤルティーを親会社に支払っている。
|